書評ブログのお手本として
ブログを書いている将棋棋士が何人かいる。最も有名なところでは渡辺明竜王。他にも大平四段・神崎七段(正確にはブログではないが)・遠山四段・広瀬四段など。
そんな中、「書評ブログ」という形でブログを書き始めた棋士がいる。高野秀行五段である。
私はこの人を結構応援している。し始めたきっかけは・・・忘れてしまったが(笑)、四段昇段当時の記事とか(ちょうどその頃に将棋世界とか読み始めたので割と覚えている)NHK杯の記事とかを読んでその人となりに興味を覚えた。「酒飲み」とか、「待ち合わせ中、ある女性が駅で迷っていると聞いて、ルートを頭で予測して迎えに行った」とか、「奨励会時代、記録係とかの手際があまりに良かったので、連盟の職員が昇段するのを惜しんだ(プロになるともう雑用させるわけにいかないかららしい)とか。
おそらく今は、「瀬川氏プロ試験での最後の対局相手」として一番有名だろう。
そんな高野五段の、しかも「書評」である。同じ書評ブログを書く身として(笑)注目せざるを得ない。で、読んでみた。
興味をひく導入、平易な文章、なにより紹介する本にたいする愛情。まさにこれは、書評ブログのお手本ではないだろうか。(当たり前じゃないのと思われる人もいるだろうが、小難しい表現を使ったり、上から見た物言いで批判をすることで自分を高くみせようとする書評がある中、これは貴重なのですよ)
私もこれから、このブログを見習ってひとつでも多くの魅力ある本を紹介したいと思っている。そして高野五段のブログが長く続くことを願っている。一ファンとして。
Recent Comments