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書籍・雑誌

October 06, 2008

雑誌の休刊は多すぎて聞き飽きるくらいだったのだが、まさか

<名古屋タイムズ>10月31日で休刊

 愛知県全域と岐阜、三重の一部で夕刊紙「名古屋タイムズ」を発行している社団法人名古屋タイムズ社(本社・名古屋市中区)が、6日付の同紙紙面に31日で休刊する社告を掲載した。社告では「経営環境が厳しく、残念ながら休刊に至った」としている。
 名古屋タイムズは、1946年5月に創刊。月曜から土曜日、東海3県で夕刊を発行し、「名タイ」の愛称で親しまれてきた。06年2月には、2万号を達成した。発行部数は04年4月現在で、12万1390部。
 印刷部門を受け持つ別会社「名古屋タイムズ印刷」は存続し、新聞印刷を続けていく。

10月6日14時13分配信 毎日新聞

 ・・・まさか新聞が休刊するとは。しかも名古屋タイムズはうちの図書館にも入っているし。ネットの駆逐はここまで及んでいるのかとしばし嘆息。・・・さすがに中京スポーツ(東京でいうところの東スポ)はなくならないとおもうけどね。さすがに。

January 19, 2007

一言の難しさ

 仕事でヤングアダルト(中高生)向けブックリストの紹介文を書いている。一冊につき20-25文字。15冊ほど。

 ほとんどはそんなに時間がかからないのだが、一冊だけどう書いていいものやら迷っている(そしてまだ書けていない)本がある。

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 「五体不満足」

 まさか今更「障害にもめげず頑張る」なんてペタなフレーズは書きたくない。(というかそんな内容やトーンじゃそもそもない) ただ少しでもひねろうとすると25文字の壁が待っている。一体どうしたものか。もうしばらく考えよう。

September 30, 2006

雑誌の履歴書

 今日発売された「ウンポコ(コミック誌、エロではない)」を手に取る。「暴れん坊本屋さん」で知られる久世番子さんの新連載エッセイマンガ「番線」を読む。「暴れん坊」と変わらず面白い。おそらく扱う話題を広げるためにタイトル変えたのかなと想像してみる。

 その中で「雑誌の履歴書」というネタがあった。つまり今まで自分が読んできた雑誌をあげるというものである。面白そうなので自分もやってみる。

【小学生】
小学館の学習雑誌(「小学一年生」とか)「コロコロコミック」

 幼稚園の頃は記憶にないので、ここから。大体このあたりからマンガを読み始めている。一番好きだったのは「ドラえもん」まあ定番。

【中学生】
「週刊少年ジャンプ」「週刊ベースボール」

 このころからジャンプにはまる。多分ここから10年くらいは購読していた。当時は「北斗の拳」とか「キン肉マン」とか流行っていたけど、自分が好きだったのは「奇面組」「ウイングマン」。あとこのあたりから中日ファンになり、週刊ベースボールも購読するようになる。(たまにナンバーも)

【高校生】
「花とゆめ」「ファンロード」「週刊朝日」

 「花とゆめ」は…当初パタリロ目当てだったのだが、そこから「ここはグリーンウッド」とか「ぼくの地球を守って」とか「動物のお医者さん」とか「オトナになる方法」が好きになって、以後かなり読み続けることに。ファンロードは、たしか「バオー来訪者」の特集目当てで買ってそこから。なぜか週刊朝日があるのは(買ってたわけじゃない)当時連載していた「夏目房之介の学問」を楽しみに読んでいたから。この連載のおかげで私の中で荒俣宏は「超ド級の甘党」となったのだった。

【大学生】
「月刊OUT」「ペンギンクラブ」

 きっかけは忘れてしまったが、月刊OUTを購入。完璧なオタク街道まっしぐら。もうひとつのは…ノーコメント(笑)。


【社会人 ~2000】
「メフィスト」「将棋世界」「図書館雑誌」

 就職以後、職場には雑誌がたくさんあるので、そこで読むものは多い。(各種週刊誌とか)「図書館雑誌」は完全に仕事関連。「メフィスト」は小説現代の増刊で、いわゆる「新本格」とよばれていたミステリを扱った雑誌。ここから森博嗣・清涼院流水・新堂冬樹らが誕生したのである。

 羽生七冠フィーバーあたりから将棋にも興味を持ち始める。といっても指すのは今もヘボヘボなのだが。

【社会人 2001~現在】
 四コマ系雑誌  月刊アスキー・週刊アスキー
 
 この頃より四コマ雑誌を多く読むようになる。オヤジ向けのものはまったく読む気にもならないのだが、平成以降、絵柄のかわいい、キレイなものがぽつぽつ見受けられるようになった(丹沢恵さんとか、ともびきちなつさんとか)。このジャンルをちゃんと読むようになったきっかけはやはり、みずしな孝之さんだろう。この人がいたから今の四コマの面白さがあるのだと思う。

 後者はネットの情報関連。まあ週刊アスキーはそればかりじゃなく、連載の面白さもあるのだが。(「だってサルなんだもん」とか「電脳なをさん」とか)

 思ったより長くなった。もちろんこれ以外にも色々読んでいる。(忘れているものもきっと多い)これからもたぶん色々読んでいくのだろう。

August 06, 2006

名編集者、逝く。

 今朝、ネットを見ていてびっくりした記事。元講談社の名物編集者。宇山日出臣氏、死去。

宇山日出臣氏(うやま・ひでおみ=元講談社編集者、本名秀雄=ひでお)3日午後5時、肝硬変のため川崎市宮前区宮崎2の6の11のC126の自宅で死去、62歳。京都市出身。葬儀・告別式は11日午前10時から川崎市高津区下作延1872、かわさき北部斎苑で。喪主は妻慶子(けいこ)さん。 ミステリー小説の名編集者として知られ、その功績で「本格ミステリ大賞」特別賞を受賞した。(中日新聞より)
 この人がミステリ、特に本格ミステリに果たした役割はとてつもなく大きい。80年代中盤に生まれた本格ミステリの潮流「新本格」は、島田荘司氏とこの人がお膳立てをしたようなものだろう。(そしてここから綾辻行人氏らがブレイクする)

 現在でこそ減っているが、いわゆる新本格ミステリを集中的に読んだ時期がある。その時にはじめてミステリの面白さを知った。それまではミステリ、特に日本のミステリは2時間ドラマのようなしょぼい物と考えていた。私がミステリ好きになったのは、宇山氏のおかげといっても過言ではない。

 定年間際には「ミステリーランド」という、主に小学高学年を対象としたジュブナイルシリーズを立ち上げた。はじめてそれを見たとき(「くらのかみ」だったか)装丁の懲りようにうっとりした。ちゃんと子どもが手に取れるよう、実は図書館の図書選択会議の時、(島田荘司・小野不由美だから一般書扱いと安易に処理されないよう)「これは児童書」とリストにはっきり書いておいたことを覚えている・・・それはともかく。

 「ミステリーランド」を読んで、ミステリの、本の面白さに気づいた子どもは少なくない。そう願いたい。

 ともあれ、ご冥福をお祈りいたします。

July 31, 2006

「自殺うさぎの本」「またまた自殺うさぎの本」・・・自殺うさぎは死の直前に何を見るか

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「自殺うさぎの本」「またまた自殺うさぎの本」(アンディ・ライリー/作 青山出版社)

 「皆既日食の暗闇の中でナイフをジャグリング」など、やたらと回りくどい、ありとあらゆる方法で、むやみに死んじゃおうとするうさぎたちを描く。ブラックユーモアたっぷりのファニーな絵本。 (「MARC」データベースより)
 この本を最初に知ったのは、いつも見ている風野春樹氏のサイトだった。(その時はまだ未邦訳)→その時の記事

 回っているヘリコプタのプロペラめがけトランポリンで飛び上がる、今にも落ちてきそうな巨大つららの真下でたたずむ、サメが泳ぐ海に自ら向かう、食虫植物に顔をはさませる・・・とにかく内容紹介にもあるとおり、ありとあらゆる、中には「アホか」といいたくなるような方法で自殺していく。そんなうさぎを描く、ほとんど字なしの絵本(?)。

 とにかくこの本、何か淡々としているのである。何の解説もなく、その絵だけを見せているからかもしれない。しかしそれ以上に、自殺するうさぎの表情に、死に対する恐怖とか悲しみとかそういう感情がまったく見えないのである。せいぜい死んでいる時に目が「××」印になっているくらいだ。

 だから、死んでいく、あるいは死んだうさぎの姿を見ても、悲惨さはあまり感じない。もちろん「ううっ」となるような絵もあるが(例えば「デブが今から座ろうとしている椅子の足の下に頭を入れているうさぎ」とか「おろし金で自分の頭をすりおろしているうさぎ」とか)それは死に対するというよりも、「寝ぼけて歯ブラシと間違えて安全かみそりで歯を磨いた」というような、聞いただけでイタくなるという類の話・・・ちなみに例はとり・みき「イタイ話」より。


 この本に対する感想として、「なぜこのうさぎは死にたがっているのだろう」というものがある。本の中にはその理由はまったく見えない。まるで日常の習慣であるかのように、あたりまえに自殺しているのである。

 たとえば小説やドラマなどにおいて、死は重大事として扱われる。ただそれは多くの場合、「個」である人間と、その人と関係の深い人間の心理とかそういう部分においてであろう。おそらく広いスパンで見てしまうと、ひとりの人間の死など皮膚のアカをすりおとすくらいの、ささいな小さいことでしかなくなってしまうのだろう。(それが怖いところでもあるのだが)

 この本はおそらくブラックユーモアの部類に入るのだろう。そしてそのブラックな部分とは、死をことさらに嘆いてみせる人々、特にフィクションにおいて「泣きたいがために」死をことさら重大な事としようとする人々(受け手・作り手)に向けられているような気がする。

 何かこの本を見ていると、「死はそんなにたいそうなことじゃない。そこらかしこに転がっていることじゃないか、そんなに(命の尊さとか)大げさにわめきたてるなよ」と言っているかのように感じる。誰がと言われれば作者でありうさぎが。

March 10, 2006

自称天才の素顔?

 仕事帰りに書店で「「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? 」を読む。読者からの質問に対し村上さんが独特の受け答えで返答するというもので、肩肘張らず飄々と、しかしマジメに、そして奥底には「ニヤリと」させる独特のセンスと知性を感じさせる回答の数々。さすが村上春樹と思わせてくれた。

 そんな村上氏が怒っているらしい。(まだ本文は読んでいないのだが)自筆原稿流出、村上春樹さん「一種の盗品」と問題提起朝日新聞の記事。今日発売の「文藝春秋」で、ある編集者を告発している。内容は自分の自筆原稿を無断持ち出しされ、ネットや古書店などで売りさばかれたというもの。あの本を読んだ直後だけに、村上氏の「(編集者の手で)不正に持ち出された一種の盗品」などの一連の言葉からは相当な怒りが伝わってくる。おそらく文春を読めばもっと伝わってくるだろう。

 中でもフィッツジェラルドの「氷の宮殿」の翻訳原稿は73枚で100万円以上の値段がついたという。値段自体は納得かもしれない。ファンなら安いものかもしれない。ただ問題はこれが本人の無断で流出させられたということだ。

 村上氏に「原稿を不正に持ち出された」と名指しされた男・安原顕(本当は字体が違うらしいが、どうでもいい)は、元中央公論の編集者で、その後は「マリ・クレール」「リテレール」などに関わってきた自称「天才」「スーパーエディター」。見出された作家も多い。

 私はこの男の書いた書評を何回か読んだことがあるが、その口汚い罵倒に嫌悪感を抱いた。罵倒も芸と言ってしまえばそれまでかもしれないが、何かこう、「自称天才」にありがちな、上から見下ろすような書き方が凄く嫌らしく感じた。ただ作家・書評家としてはそれでも、編集者としては天才なのかもと考えたが…何のことはない。裏ではそういうことをしていたわけだ。

 今回のことについてネットで検索してみたら、坪内祐三氏が雑誌「en-taxi」の創刊号で「安原の死の前後、村上春樹らの直筆原稿が古書店で売られていた。流出元は氏しか考えられない」と書いていたそうだ。「村上春樹ら」ということは他にも被害者がいるということか。…ひでえ。

 とりあえずなるべく早く文藝春秋を読もう。結論付けるのはそれからだ。

January 19, 2006

祝・東野圭吾、直木賞受賞

 まあ、下にも書いたのですが、改めて。
 
 しかし、ちょこちょこサイトやブログを見てまわったのですが、渡辺淳一に嫌われて今まで直木賞取れなかったってこと、結構知れ渡ってるのね。しかしまあ、「人間が描かれているかどうかで議論になった」って、人間以前にエロシーンしかまともに書けない奴が何を言うかって。

 東野さんも、自分より明らかに実力が劣る、でも権力は上の人間にさんざ邪魔されて、どんな気持ちだったろうなあ。何はともあれ、受賞できてよかったよかった。

January 18, 2006

芥川賞・直木賞決定

 芥川賞・直木賞が決定した。→毎日新聞の記事

 芥川賞は絲山秋子さん。4度目の候補(直木賞も1度候補あり)での受賞。予想通りの本命受賞。

 直木賞は東野圭吾さん。6度目の候補での受賞。渡辺淳一にさんざん妨害され続けた上での受賞だけに嬉しいのではないだろうか。(もうさめてるかもしれないけど)今回の講評として選考委員の阿刀田高氏は「人間が描かれているかどうかについて激しい議論になった。しかし、特徴的なトリックを上手に作品化し、推理小説として優れている。完成度も高い」と語っていたが、「人間が描けていない」とか難癖つけていたんだろうなあ渡辺淳一は。それを封じ込めて受賞させた他の選考委員に拍手。と同時に今まで受賞させなかったことについて「遅すぎるわボケが!」(同じことは恩田陸や伊坂幸太郎にも言えるけど)

January 05, 2006

芥川賞・直木賞候補決まる

 タイトルの通り、芥川賞・直木賞の候補が決まったとのこと。→共同通信の記事

 候補作は以下のとおり。(共同通信の記事より引用)
 【芥川賞】
 伊藤たかみ「ボギー、愛しているか」(群像12月号)
 絲山秋子「沖で待つ」(文学界9月号)
 佐川光晴「銀色の翼」(同11月号)
 清水博子「vanity」(新潮10月号)
 西村賢太「どうで死ぬ身の一踊り」(群像9月号)
 松尾スズキ「クワイエットルームにようこそ」(文学界7月号)

 【直木賞】
 伊坂幸太郎「死神の精度」(文芸春秋)
 荻原浩「あの日にドライブ」(光文社)
 恩田陸「蒲公英(たんぽぽ)草紙」(集英社)
 恒川光太郎「夜市」(角川書店)
 東野圭吾「容疑者Xの献身」(文芸春秋)
 姫野カオルコ「ハルカ・エイティ」(同)

 個人的には、芥川賞は絲山秋子か松尾スズキに取って欲しい、というか取ると面白い、というかこの2人しか知らないし。

 直木賞は・・・伊坂さん、荻原さん、恩田さん、東野さん、誰がとってもおかしくないし、誰かに取って欲しい。(そう言ってるとあとのよく知らない方になったりして) あ、東野さん(ノミネート6回目)は、今度落とされたら渡辺淳一(エロ小説家)を思う存分ぶん殴るといいと思う。

December 05, 2005

高松行きを前に

 色々準備しているのですが、そこで読んでいるのがこの本。

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 恐るべきさぬきうどん―麺地巡礼の巻
 恐るべきさぬきうどん―麺地創造の巻
 (麺通団・著/新潮文庫)

 ここ数年のブーム、そして現在は定番として定着した「さぬきうどんブーム」のきっかけとなったこの本。市内のポピュラーな店から車でしか行けないようなロケーションにある隠れた店まで、香川県内にある700軒ほどのうどん店から「美味い!」という店の食べ歩き探訪記。

 1年前に高松に行った時に、午前中のみで6軒まわってしまい、最後の方は苦しくなった経験から、今回は巡礼は3軒くらいにしようと・・・思ったところがこの本を読んでいると、前回に行ったところをはずしてもまた6軒くらいまわってしまいそう。反省しろよ自分。

 しかしこういう時ブログっていう形で日記つけてると便利。前に行った店が一発でわかるもんね。もちろんちゃんと書いてればだけど。というか高松に何しに行くんだっけ?そっちの準備は?